日本画初心者さん パネルに和紙を張ってみよう!
今回は、木製パネルに和紙を水張りする方法です。
失敗すると端のほうがつったりするアレです。
でも、つらないポイントがありますので、
そこを気を付ければ簡単です。
用意する道具
・ 和紙
【和紙の大きさ = パネルの大きさ +(パネル側面の幅 ×2)
+ 余りをカットしやすいように2㎝~4㎝くらい(パネルの大きさによる)】
・のり
・刷毛
・水入れ
・下張りしたパネル
パネル下張りってなに?という方は、下記で確認してください~。
1、和紙に水を含ませる
ええ、そのままです。
刷毛で和紙の裏面(ザラザラしているほうです)に水を塗ります。
刷毛にたっぷり水を含ませて、紙に水が多少溜まってもいいです。
端のほうが塗り忘れるので念入りに水を含ませてください。
そのまま、5分~10分ほど放置しておきます。
放置している間に乾いてくるので、
ちょこちょこ水で濡らしたほうがよいかもです
(放置じゃないやん)。
2、パネルの上に乗せる
時間が経ったら、もう一度全体を刷毛でぬらしたほうがよいです。
すぐ乾くので。
その後、水で濡らした面を下にしてパネルに乗せます。
3、パネル側面にのりを付ける
のりを付けるときに気を付けることは、
端(角)にのりをちゃんとつけることと(なんだか付けないことが多い)、
側面全体にのりを付けないことです。
紙をパネルからはがすとき、絵を描いた部分の近くにのりが付いていると、
はがしにくいので・・・。
4、和紙を折り倒して貼る
和紙をパネル側面側にペタッと折って、
パネルと和紙をくっつけます。
長方形のパネルなら長い辺から先に作業をします。
その後、和紙を側面にくっつけた辺の向かいある辺に、
同じようにして和紙を貼ります。
和紙がパネルから浮かないように、
タオルなどでパネル中央から外へと空気を抜いて、
貼ってください(大きいパネルの場合はそんなに神経質にならなくてよいです。
がんばっても和紙が水を含んで波打つので・・・。
ちなみに私はタオル全然使いませんね!)。
このときに、特に辺と角近くの和紙が浮いていないように気を付けてください
(ここは大きいパネルでも、辺と角は浮かないように!)。
5、残りの辺を貼る
残りの辺は、角にできる余りの紙を折りたたんで処理します。
言葉で言うのが難しいので画像をご覧ください(笑)。
のりを付けた後は、紙とのりが乾くまで待ちます。
乾くとパネルと紙がくっついていないところがあったりしますので、
点検してのりを付けてください。
再度のりを付けた場合は、また乾くまで待ってくださいねー。
6、カッターで余分な紙をカットする
余った紙に切り込みを入れます。
どう入れるかは、下の写真で確認してください。
切り込みを入れたら、切り込みから紙をカットしていきます。
この時に、カッターの刃を長めに出しておき、
パネル裏と水平ぎみに刃を動かすときれいに余分な紙をカットできます。
余分な紙をカットできれば、水張りパネルの完成です!
わー、おめでとう!
これでたくさん失敗もでき描けますね!
和紙を自分で貼ったほうが麻紙ボードを買うよりもコスパよいはずですので、